電力自由化あるある|新電力会社で停電や災害の心配はある?

電力自由化で、電気料金が安く提供してくれる新電力会社が続々とでてきました。

Looopでんきやあしたでんき、ぴたでんといった新電力会社の電気料金プランは電気代が安くなるはうれしいですが、新電力会社に変更した後ことでなにか災害やトラブルが起きたときに停電等の復旧作業は大丈夫なのか。

新電力会社のサポート体制に不安を抱いている人がいます。

実は私も最初、名前も知らない新電力会社を使うことに抵抗がありました。

突然、電気がつながらなくなってしまったらどうしようと思っていました。

そんな新電力会社の悩みは実際に起こるのか、調査しましたのでご紹介いたします。

新電力会社に乗り換えても停電や災害時の復旧には影響がない

結論から先にお伝えすると、災害時の停電対応に関しては、電力自由化で電力会社を乗り換えたとしても、復旧スピードは変わらないです。

実は災害時の復旧スピードについては、電力会社によって基本的には変わりません。どこの電力会社でも、災害時の復旧のタイミングは同じです。

 

その訳は、発電した電力をあなたの家庭に届ける送配電網は各電力会社が共同で利用しているからです。

つまり送配電網が同じなのでどの電力会社を使っても変わらないということです。

 

なぜ共同で電網を利用しているかというと、送配電網全体の需給管理や送配電網の建設・保守は一社が一元的に行うほうが効率的であるからです。

それぞれの電力会社が送配電網を引いたら電信柱がいくつあっても足りませんし災害時やはり復旧に大きな問題が生じてしまいます。

新規参入した電力会社はもちろんそこにタダで利用しているわけではなく、「託送料金」と呼ばれる送配電網の利用料を支払っています。

 

なので、電気の停電や災害時の復旧には差がでないのでご安心ください。

 

2020年から法的分離でより中立的な制度へ

送配電に関しては地域の電力会社の送配電部門による独占が認められていました。

ただし、送配電網の中立性を確保するために2020年に「法的分離」が導入されることになっています。

 

「法的分離」については省略しますが、今よりもっと公平に新電力会社が使うことができます。

これまでに確保されてきた電力の安定供給が送配電事業者が中立性を確保すること同時に、より電力の自由化が進んでいきます。

 

なぜ新電力会社は安いの?

新電力会社は安いのは嬉しいけど、どうして安いの? 安全性は大丈夫?

 

新しく参入した電力会社は、電気の調達方法や経営の工夫、本業のサービスと電気の組み合わせによる割引幅の拡大などの様々な努力を行っています。

例えば、電気の支払い料金を1つだけにしたり、カスタマーセンターの時間を短くしたり、それぞれの会社で工夫されてます。

そのため、基本的にどの会社に乗り換えても大丈夫です。現在、どんな料金プランに加入しているのかを把握したうえで、他社の料金プランと比較し、電気料金やサービスがより自分のご家庭に合っている電力会社へ乗り換えましょう。

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