ポータブル電源は、デバイスの電源が切れてしまわずに、快適な使用をサポートすることができます。また、災害時や災害発生地でも使用することができ、自分や家族のセキュリティにもつながります。
今回はポータブル電源の耐用年数について紹介します。
製品によって異なりますが、一般的には約1〜3年程度とされています。
製品によっては、長寿命を売りにしている物もありますので、購入前には製品の使い方やメーカーの保証情報などを確認することをお勧めします。
製品の保証期間内に修理などを行うことで、ポータブル電源の耐用年数を延ばすこともできます。
耐用年数が長くなるポータブル電源の選び方
ポータブル電源に使われているリチウムイオン電池は、
主に「リン酸鉄リチウムイオン電池」と「三元系リチウムイオン電池」の2種類です
リン酸鉄リチウムイオン電池の方が3倍ほど長く使用できるのでリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶと寿命は長くなりやすいです。
ここからは毎日、各ポータブル電源を1日1回使った場合どのくらい持つのかご紹介します。
LITimeポータブル電源の耐用年数
LiTime 12V 200Ah LiFePO4は
リン酸鉄リチウムオンバッテリー耐用年数は10~11年くらい
安全性高い8倍のサイクル回数と3倍の使用寿命 となっています。
鉛蓄電池の200〜500回のサイクル回数と3年間の使用寿命に比べて、
リチウムオンバッテリーが4000回以上のサイクル回数と10年間の使用寿命
5年の消費期限と一生の技術コンサルティングサービスを提供
型番 | LiTime 12V 200Ah LiFePO4 |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムオンバッテリー |
EcoFlow(エコフロー)の耐用年数
EcoFlow(エコフロー)のDELTA Pro|デルタプロのバッテリーにはLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン電池)を採用し、長寿命になってます。
充放電サイクルはおよそ3,500回(残存80%)なので約9~10年、6,500回(残存50%)で(*サイクル寿命は、環境や使用状況によって異なります)
型番 | DELTA Pro|デルタプロ |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
ポータブル電源【VTOMAN】の耐用年数
VTOMAN JUMP 600 ポータブル電源 | 600W/ 640Wh LiFePO4 バッテリー
バッテリーの充放電サイクル寿命は3100回以上を誇り、他の電池より2-4倍の使用寿命を延ばします。
毎日使った場合約8~9年ほど利用できます。
熱安定性が優れだけでなく、真冬の低温環境でも使用可能です。
型番 | VTOMAN JUMP 600 ポータブル電源 | 600W/ 640Wh LiFePO4 バッテリー |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
ポータブル電源 PowerArQの耐用年数
Jackery ポータブル電源1000は目安としては充放電回数およそ500回まで。
毎日使ったら寿命でいうと約1~2年
充放電回数とは、バッテリーの容量(500Wh)を全て使い切った場合に1回と数えます。
充放電回数が500回を超えても使い続けることはできますが、駆動時間は短くなります。
型番 | Jackery ポータブル電源1000 |
定格容量 | リチウムイオン電池 23.2Ah/43.2V(1020Wh) |
Jackeryポータブル電源の耐用年数
電池の寿命を測る指標として「サイクル」というのがあり、サイクルは「500サイクル」です。
ポータブル電源240/400/700/708/1000では、サイクル500回にて80%の容量を保証しており、ポータブル電源1500では、サイクル800回にて80%の容量を保証
Jackery ポータブル電源1000なら500回なので毎日使ったら約1~2年くらいの寿命になります。
型番 | Jackery ポータブル電源1000 |
定格容量 | リチウムイオン電池 23.2Ah/43.2V(1020Wh) |
その他ポータブル電源の5つの選び方
- 容量:使用するデバイスや電力量に合わせて、適切な容量のポータブル電源を選ぶことが重要です。
- 入力・出力ポート:使用するデバイスに応じて、適切な入力・出力ポートを備えたポータブル電源を選ぶことが大切です。
- サイズ・重さ:持ち運びすることを考慮して、手軽で小さいサイズ・重さのポータブル電源を選ぶことが望ましいです。
- 充電速度:充電速度が早いほど、短時間で充電することができます。このため、急速充電対応のポータブル電源を選ぶことが望ましいです。
- 保証:製品の保証期間や修理方法なども重要なポイントです。製品の保証期間が長いほど、安心して使用することができます。
リン酸鉄リチウム (LiFePO4)のメリット・デメリット
リン酸鉄リチウム (LiFePO4) バッテリーには、いくつかのメリットとデメリットがあります。
メリット:
- 長いサイクル寿命: LiFePO4 バッテリーは寿命が長く、何千サイクルも使用できます。
- 安全: LiFePO4 は安定した不燃性の電解質であり、他のリチウムイオン電池よりもはるかに安全です。
- 高い熱安定性: LiFePO4 バッテリーは、熱暴走のリスクなしに高温で動作できます。
- 高電流放電: LiFePO4 バッテリーは高電流を供給できるため、高出力アプリケーションでの使用に適しています。
- 低コスト: LiFePO4 バッテリーは、他の多くの種類のリチウム イオン バッテリーよりも安価です。
デメリット:
- エネルギー密度が低い: LiFePO4 バッテリーは、他のリチウム イオン バッテリーと比較してエネルギー密度が低いため、同じ量のエネルギーを蓄えてもかさばり重くなります。
- 低電圧: LiFePO4 バッテリーは、他のリチウム イオン バッテリーと比較して公称電圧が低いため、一部のアプリケーションでは性能が制限される可能性があります。
- 低レート機能: LiFePO4 バッテリーは、他のリチウム イオン バッテリーと比較して低レート機能を備えているため、高出力を提供する能力が低くなります。
まとめ~耐用年数を増やすならリン酸鉄リチウムイオン電池
ポータブル電源の耐用年数を長くしたいなら
リン酸鉄リチウムイオン電池の方が3倍ほど長く使用できるのでリン酸鉄リチウムイオン電池がおすすめです。
いろんなポータブル電源がありますが定格容量や電池素材などの部分を見てリン酸鉄リチウムイオン電池なのかどうかチェックして購入するのがおすすめです。