電気料金の節約に興味があるあなたへ。
今回は2023年の東京電力エリアで市場連動型の電気料金プランからどちらがよりお得かを比較分析してみました。
調査した市場連動型プラン一覧と調査方法
はじめにお伝えするのが市場連動型プランには、2種類あります。
電力量料金に市場連動するタイプ
燃料価格に市場連動するタイプ
今回調査した市場連動型プランは電力量料金の市場連動型プランになります。
託送基本料金・託送従量料金と聞き慣れない言葉ですが託送とは作った電気をあなたの家まで届けるための送配電使用量になります。
従来の電気料金では「基本料金」「従量料金」の中にこの託送料金が含まれています。
では、この電力量料金の市場連動型プランがどのようなプランなのか確認してみましょう。
電力量料金の市場連動型プランとは
日本で唯一、電力の売買ができる市場である「日本卸電力取引所(JEPX)」
JEPXの取引価格(=市場価格)に連動して、30分ごとに電気料金単価が決まるプランです。
例えば
2023年7月23日の8:00~8:30なら2.15円/kWhでかなりお得に電気が利用できます。
2023年7月26日の16:30~17:30なら19.37円/kWhで電気代が高額になってしまいます。
このように毎日30分ごとに電気の電力量料金単価が異なるのが市場連動型の電気料金プランとなります。
電気料金が高い時間帯は外出するなどして電気は使わず
逆に安い時間帯に電気利用することができる人は
かなり電気代をお得にすることができるプランになります。
なので、基本的に家によくいる人、
主婦やリモートワークの方で電気の予報を毎日みて楽しく予定を立てれる人がおすすめです。
上記のように、電気代が高いときは外出をするなどできるとお得になります。
それでは、こちらを踏まえた上で今回調査した市場連動型プランの一覧をご紹介します
新電力会社 | プラン名 |
---|---|
アストでんき | フリープラン |
サニックスでんき | スポットバリュープラン |
テラエナジーでんき | 市場連動プラン |
リミックスでんき | Styleプラス |
Looopでんき | スマートタイムONE |
こちら5社の電気料金表から最安値をご紹介します。
アストでんき|フリープランの電気料金表
託送基本料金 | 152.24円/10A |
託送従量料金 | 7.48円 |
事業運営費 | 4.5円 |
サニックスでんき|スポットバリュープランの電気料金表
託送基本料金 | 152.24円/10A |
託送従量料金 | 7.48円 |
事業運営費 | 4.4円 |
テラエナジーでんき|市場連動プランの電気料金表
託送基本料金 | 230.67/10A |
託送従量料金 | 7.48円 |
手数料 | 6.6円 |
Looopでんき|フリープランの電気料金表
託送基本料金 | 0円/10A |
託送従量料金 | 7.48円 |
事業運営費 | 7.8円 |
アストでんき|フリープランの電気料金表
託送基本料金 | 0円/10A |
託送従量料金 | 7.48円 |
事業運営費 | 10.13円 |
託送基本料金ありとなし最安値プラン
今回、最安値を導く際に調査したのが3つの料金部分です「託送基本料金」「託送従量料金」「サービス料」の3点です。
市場連動部分は先ほどお伝えした通り30分単位で変動するため不明
再エネは、どの電力会社も同額なので除いています。
ココからわかるのは託送基本料金ありとなし最安値プランで最安値がまずわかりました。
それが
託送基本料金がある電気料金プランは「サニックスでんき」
託送基本料金が0円の電気料金プラン「Looopでんき」
が最安値だとわかりました。
これらの違いは、託送基本料金がある方はサービス料(事業運営費)が安く
託送基本料金がない方はサービス料(事業運営費)が高い点です。
なので、基本料金よりサービス料がお得になる切り替えポイントはどこなのか調査してみました。
「サニックスでんき」VS「Looopでんき」
結果はこちらです。詳しくは動画で下記のように画像付きで解説してますのでこちらでは一覧表だけおみせします。
Looopでんき | サニックスでんき | |
---|---|---|
10A | 44kWhまで | 45kWhから |
15A | 67kWhまで | 68kWhから |
20A | 89kWhまで | 90kWhから |
30A | 134kWhまで | 135kWhから |
40A | 179kWhまで | 180kWhから |
50A | 224kWhまで | 225kWhから |
60A | 268kWhまで | 269kWhから |
そしてどのくらいの価格差があるかというと
以下のような計算で料金の差額がわかります。
まず、「サニックスでんき」と「Looopでんき」のサービス料の違いは1kWhあたり3.4円です。
なので、「あなたの調べたい電気使用量」 - 「上記の順位変動した使用量」×3.4するとおおよその金額差がわかります。
例えば、30Aの場合
134で切り替わるので
(134-100)*3.4=115.6円となり、Looopでんきの方が約116円ほどお得になります。
最後に~自分ならどうするか~
Looopでんき か サニックスでんきですが
正直、価格差はそこまで離れてなかった印象です。
なのでそれ以外の魅力的な部分サービスがきになりました?
見てみると、Looopでんきはアプリを出しており、電気が高騰したり安いときにお知らせ通知をしてくれます。これがあるとお得なときや高い時の使い分けが便利そうだなと思いました。
対して、サニックスでんきは、電気のトラブルがあったら一部サービス料を無料で対応してくれます。
自分としては10年以上ひとり暮らししてそのような電気のトラブルが起こったことがなかったのであまり魅力を感じませんでした。
なので、もし市場連動型にするなら、お知らせ通知があるLooopでんきにします。
ただし、それは市場連動型プランだけだった場合の話です。
実際はどうかというと自分はでんきの予報を見るのが面倒だと思ってしまうタイプです。
なので、市場連動型は選ばず従来の電気料金プランにします。
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